NTTグループに学ぶ、企業と森林の新たな関係とは!?

サステナビリティ

日本の情報通信業界を牽引する「NTTグループ」

近年では、環境に関する取り組みにおいても注目を集めています。

今回は、そんなNTTグループの環境への取り組みをまとめてみました。

・企業のサステナビリティ担当者
・IT企業と協業したい林業関連の方

にとてもおすすめの内容になっています!

CSRとは

CSRは**「Corporate Social Responsibility」**を略した表現になります。 日本語に直訳すると「企業の社会的責任」になります。

具体的には、再エネの導入、被災地支援、教育支援等が挙げられます。

近年では大半の上場企業がCSRに取り組んでいます。

NTTグループの掲げるビジョン

NTTグループにおいても、CSR/環境経営のビジョンとして「NTT Green Innovation toward 2040」を表明しています。

具体的には、2040年までにカーボンニュートラルを達成することを目標として設定しています。

この野心的な目標を達成するための手段として、再エネの導入や情報通信技術自体の革新を進めていくとのことです。

NTTグループの森林に関する取り組み

そんなビジョンの下、2022年7月より、NTT東日本神奈川事業部は神奈川県の「森林再生パートナー制度」に参画しています。

森林再生パートナー制度とは、企業が森林管理に必要な費用の一部を拠出し、地域の環境保全に貢献するという制度です。

このような取り組みを通じて、環境課題と経済成長を両立させるWell-being社会の実現を目指しているとのことです。

当制度における企業側の参加メリットとしては、森林の命名権(〇〇の森)やCO2吸収量の証明書の受領等があります。

このような取り組みが日本各地に広がることで、森林管理の経済的持続性の向上が期待できます。

今後の課題としては、カーボンオフセット等の各種制度との接続、企業側への追加的なメリットの創出等が考えられます。

その他の取り組み

NTTグループは、当制度への取り組み以外にも多様な活動を展開しています。

■バイオマス・風力・LNG発電、太陽光・水力等の再生可能エネルギー活用の促進

グループ会社と協業しながら、各種の再エネの活用を段階的に進めています。

■川崎臨海部のカーボンニュートラル化に向けた川崎市主体の協議会参画

川崎の石油化学コンビナート及びポート部のカーボンニュートラル実現に向けて、川崎市の協議会に参加しています。

■緑化活動

川崎市をはじめとした地域で、土や緑にふれる機会を創出するために、緑化活動に取り組んでいます。

NTTのCSRから学べること

ビジョン設定の重要性

明確な目標にひもづくビジョンを設定することで、CSRの方向性が定まります。

今後は、地域社会の問題から、二酸化炭素量の削減のような地球レベルの各種の問題に対して、ビジョンを基に明確なスタンスを示すことが求められます。

企業と森林管理主体ののパートナーシップの可能性

今回の事例では命名権のようなメリットがありましたが、今後は木材や森林のレクリエーション利用、カーボン・オフセットのような発展の余地があります。

まとめ

いかがでしたか?

NTTグループを始め、国際的にも企業と森林の協業に注目が集まっています。

地域内の木材活用、カーボン・オフセット等の多様な協業方法をこれからも発信していきますのでぜひチェックしてみてください!

また、さらに他の企業の取り組みについて知りたい方は以下の記事をご覧ください!