最終確認日:2026年10月16日(法令・制度・金額は、この日に確認した内容です)
実家じまいを進めようと決めたのに、寂しくて手が止まる。そう感じる人は少なくありません。
この記事では、実家じまいの途中で寂しさが強くなる場面と、気持ちと実務を分けて進める方法を紹介します。
この記事のポイント!
- ✔寂しくて手が止まるのは、よくあること
- ✔寂しくなりやすいのは、片付け・引き渡し・解体の場面
- ✔迷う物は「保留箱」に入れて、あとで決める
- ✔気持ちを待つ間も、維持費はかかり続ける
実家じまいで寂しくなりやすい場面
寂しさは、決めた瞬間だけでなく、手続きが進むたびに戻ってきます。場面ごとに、先にできる備えをまとめました。
| 場面 | 起こりやすいこと | 先にできる備え |
|---|---|---|
| 片付け | 物を捨てる判断がつらく、手が止まる | 迷う物は「保留箱」に入れ、あとで決める |
| 仏壇・先祖の物 | 手放してよいか分からず、罪悪感が出る | 急がず、家族やお寺(菩提寺)に相談してから決める |
| 引き渡し・解体 | 最後の日に、気持ちが一気に出る | 前もって写真を撮り、当日は予定を空けておく |
| 解体のあと | 更地を見て、なくなったと実感する | 見に行く日を、先に決めておく |
お盆や正月、親の命日など、以前は実家に集まっていた時期にも、寂しさが戻りやすくなります。
気持ちと実務を分けて進める方法
寂しいまま進めても問題ありません。気持ちが整うのを待っていると、実務が止まってしまうからです。次の3つに分けて考えます。
- 決めること:売るか、貸すか、解体するか。いつまでに決めるか
- 手を動かすこと:片付け、見積もり、手続き
- 気持ちの整理:写真を撮る、家族と話す、思い出の物を選ぶ
3つは並行して進められます。「気持ちが整ってから決める」のではなく、決める日だけ先に決めて、気持ちの整理は並行して進めると、止まりにくくなります。
POINT
寂しさがあることと、手続きを進めることは両立します。寂しいまま進めても、判断が間違いになるわけではありません。
思い出の物の選び方
「全部残す」か「全部捨てる」かで考えると、決められなくなります。次の順で進めると選びやすくなります。
- 残す量の上限を先に決める。箱1〜2つなど、自分の家の広さに合わせる
- 迷う物は保留箱に入れ、最後に一度だけ見直す
- 手放す物は、写真に撮ってから処分する
片付けそのものが負担になっているときは、実家の片付けにうんざりしたときの手順と費用・注意点にまとめています。
待っている間にかかる費用と、決める期限
寂しくて決められない間も、実家には次の費用や手間がかかり続けます。
- 固定資産税などの税金
- 草刈りや見回りなど、家と庭の管理
- 火災保険や水道・電気の基本料金などの維持費
家族で話すときは、気持ちの話と、お金の話を分けると進めやすくなります。まず「いつまでに決めるか」だけを決めておきます。兄弟姉妹の気持ちが違うときは、兄弟の遺産相続トラブル事例と解決策も参考になります。
手順は実家じまいの手順と費用・期限の注意点、費用は実家じまい費用の相場と内訳にまとめています。
気持ちも実務もつらいとき
片付け、売却、相続の手続きを一人で進めると、寂しさに加えて、疲れもたまります。手続きの部分だけでも専門家に任せると、気持ちの整理に使える時間が増えます。
家そのものがなくなったあとの寂しさについては、帰る実家がなくなった寂しさの理由と、気持ちの整理のしかたで扱っています。
よくある質問
実家じまいが寂しくて、進められません。どうすればよいですか?
気持ちが整うのを待たず、決める日だけを先に決めます。気持ちの整理は、写真を撮る、家族と話すなどの形で並行して進められます。
思い出の物は、どのくらい残せばよいですか?
決まった量はありません。自分の家に置ける範囲で、箱1〜2つなどの上限を先に決め、迷う物は保留箱に入れてから最後に見直します。
兄弟と、実家に対する気持ちが違います。どう伝えればよいですか?
賛成か反対かと、気持ちを分けて伝えると話が進みやすくなります。たとえば「売ることに反対ではないけれど、寂しい」のように伝えます。
まず、家族と「いつまでに決めるか」を1つだけ決めてみてください。気持ちの整理は、その後も並行して続けられます。
売却や相続の手続きで迷うときは、状況に合う専門家に確認してください。


コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 気持ちの整理が進まず実家じまいが止まる場合は、実家じまいが寂しくて進まないときの考え方も参考になります。 […]
[…] 実家じまいが寂しくて進まないとき。気持ちと実務の分けかた […]