SX/GXを学ぶときにおすすめの書籍(本)5選!<サステナビリティ担当者、経営者に特におすすめ>

サステナビリティ
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大学6年間で森林について学んできた私cousukeが特におすすめしたい書籍を5点紹介していきます。

サステナビリティ担当者、経営者(特に製造業)にとってはもはや避けて通れないテーマです。ぜひご覧ください!

SX/GXとは

◯Xという言葉は最近よく耳にしますよね!
DX(デジタル・トランスフォーメーション)などが特に有名です。

特に、環境経営(地球環境に配慮した経営)の実践に際して、SX(サステナビリティトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)などの用語が頻出なのでここから簡単にご紹介していきます!

SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)とは

SXとは、「Sustainability Transformation(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」の略で、企業が短期的利益ではなく長期的な「持続可能性」を重視し、ビジネスの安定だけでなくESG(環境、社会、ガバナンス)を両立する企業経営を行えるように変革していくことを指します。

例えば、これまで価格の安さだけで選んでいた原料の調達先を、その生産方法や労働者の労働環境などにも着目し、より続けられる調達先に変更すること、そしてその上流のビジネスモデルやマーケティング自体も変革していくことなどが挙げられます。

参照:経済産業省(SX研究会)

GX(グリーン・トランスフォーメーション)とは

GXとは、「Green Transformation(グリーントランスフォーメーション)」の略で、
企業が温室効果ガスの排出削減や再生可能エネルギーの導入などを通じて、持続可能な社会の実現に貢献する取り組みを指します。

SXは社外やガバナンスを含む概念であるのに対し、GXは環境に特化した概念です。
つまり、SXはGXという概念を内包しています。

参照:環境省(GXとは)

SX/GXを学ぶ際におすすめの書籍5選

未来ビジネス図解 SX&SDGs

「なぜSXが必要なの?」
「どうやってSXを進めるの?」

こんな疑問を解消したい方に1番おすすめしたいのはこちらの本です。

図示が豊富でとにかくわかりやすい。。
SXとは?→SXの重要性→SX実行のステップを大局的に説明しています。

この後に続いてご紹介する書籍は文字量ので、サクッと入門的に学びたい方はぜひご覧ください。

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こちらの本もそうですが、SX/GXなどの新しい分野の書籍は少しお高めなので
Amazonのkindleアプリの読み放題サービス(月980円)を使っています

1から環境経営やSX,GXについて学んでみたいという方にとてもおすすめです!
1ヶ月無料体験もやっているみたいなので、ぜひお試しを!

グリーン・トランスフォーメーション戦略

こちらの本は、気候変動やSDGsへの関心の高まりを受け、企業が取り組むべき重要な経営戦略である「グリーン・トランスフォーメーション(GX)」について、その概要や重要性、取り組み方などを解説しています。

GXの実践方法、推進方法に関する具体的な方法というよりも、
GXの背景情報や国際情勢を重点的にまとめている本です。

まずは、全体概略をつかみたい!という方はこちらをご覧ください

2030年のSX戦略 課題解決と利益を両立させる次世代サステナビリティ経営の要諦

本書は、SX戦略を推進するために必要な知識や情報が業界別にまとまっています。

SXや脱炭素経営の話は一般論で説明されるとよくわかりません。
じゃあどうすればいいの?という疑問が残ってしまうので。。

製造業で求められるSXと小売業で求められるSXは全くの別ものなのです。
製造業だと設備の電化、水を使うなら水の調達方法の変更などなど、業界ユニークな方法論がたくさんあります。
そんな業界別のSXのあり方、進め方を理解されたい方にとっては必読の一冊です。

中堅・中小企業はGXで生き残る! 利益を最大化する脱炭素経営

本書は「中小企業」にターゲットを絞ってGXの実行論について説明した非常にユニークな書籍です。

GX(脱炭素経営)に取り組むための以下のステップを紹介するとともに、
中小企業で進めていくにはどうすれば良いのか」という点まで紹介しています。

  1. 現状把握:自社の温室効果ガスの排出量を把握する
  2. 目標設定:削減目標を設定する
  3. 対策の実施:削減目標の達成に向けて対策を実施する
  4. 評価:対策の効果を評価する

沈黙の春

最後に番外編を。
地球環境に何が起きているのか、まずそこを知ることがSX/GXの推進において本質的に重要です。

かつて農薬や殺虫剤に広く使われていた「DDT」という化学物質の危険性が地球環境そして私たちの暮らしに与える甚大な影響を記述した書籍です。

昆虫の体内に有害物質が溜まったことに端を発して、鳥類、魚類、人類の生存や生殖機能が脅かされる実態が描かれています。

実は、人の暮らしと地球環境は相互に作用しあっていて、人がやっていることはかならず何らかの形で人に返ってくるということに気づかせてくれます。

SX/GXを進めるうえでも常にその相互作用に目を向けてあり方自体を見直すことが重要になります。

SX/GXは手段でしかなく、本質的な問題は「生産活動が続かないこと」
干ばつ、豪雨、台風、海洋汚染。様々な変化を捉えて私達の生産活動のあり方を見直していくことがSX,GXの本質と言えるでしょう。

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