秋から冬にかけて、街中でみられるどんぐり。
見た目は美味しそうだし、縄文時代は主食の1つでもあったとのこと。
そこで今回、元々森林科学を学んでいた、樹木に詳しいライターが実際にどんぐりコーヒーを作ってみました!
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どんぐりコーヒーとは
まず、どんぐりコーヒーというのは、ブナ科の樹木になるどんぐり(種子)部分を焙煎し、お湯で各種成分を抽出したものになります。
どんぐりコーヒーはカフェインを含まないため、カフェインに敏感な方でも安心して飲むことができます。おしゃれに言えば、カフェインレス!
また、ポリフェノール/ビタミン/ミネラルが豊富で、抗酸化作用や血糖値の上昇を抑える作用などが期待できます。
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どんぐりコーヒーにはカフェインが含まれていないのに加えて、コーヒーに見られる香り物質が含まれておらず、どちらかといえばお茶に近い風味だとか、、!
コーヒーとの違い
一方、コーヒーはコーヒーノキの種子部分を焙煎したものです。コーヒーノキはアカネ科に属する樹木であり、花もジャスミンのような香りがする樹木なので、ドングリをつけるブナ科樹木とは、全く異なるものです!!
どんぐりコーヒーに使えるどんぐりを見分けるなら
どんぐりコーヒーづくりに適しているのはマテバシイ!
ぷりっとしたでかい葉っぱに細長いどんぐりをつけます。
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私もいつもこれら2冊を持って行っています!
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どんぐりコーヒー(マテバシイ)の作り方/レシピ
用意するもの
・どんぐり(マテバシイ)・・1杯につき20粒程度
・包丁orペンチ(殻割りに使用)
・ミキサーorコーヒーミル(破砕に使用)
・フライパン(焙煎に使用)
・ペーパードリップのペーパー
どんぐりはコーヒーの作り方を1分でまとめた動画はこちらから
どんぐりを集めて天日干し
まず、マテバシイのどんぐりをたくさん集めます。
場所にもよりますが、大体全体の6-7割は虫食いorそもそも身がつまっていないどんぐりなので、集めるときは中にぎっしり詰まっているか重みや音の反響でチェックしましょう!!
後工程が楽になります!!
水洗い&選別
土の汚れを落とすために、水洗いをしましょう!
中身が入っていないどんぐりについては水に浮くので選別して省きましょう!
1杯入れるのに、大体20粒あれば十分です!
殻割り
ペンチや包丁の横腹でからを割りましょう!
包丁の場合は、にんにくをつぶす要領で潰します!怪我しないようにご注意を!
薄皮は気にせずいれちゃって大丈夫です!
ミキサーで破砕
荒くて大丈夫です!
ミキサー/コーヒーミルで砕きましょう!
こんな感じ↓
焙煎
最後に焙煎していきましょう!
大体40分くらい弱火でチリチリと焙煎します。
焙煎の際、デンプンと水分が出てきて、粉どおしがくっついてしまうので、こまめにヘラで混ぜましょう。
焙煎が終わり次第、10分ほど冷まします。
コーヒー抽出
完成した焙煎どんぐりをペーパードリップにうつして、、(ぽくなってきた!)
抽出したら
完成!!!!
味は、、
あまくて香ばしい麦茶?ほうじ茶!の味!!
とても落ち着くやさしい味。仕事終わり、寝る前に飲みたい!!
どんぐりコーヒーはサステイナビリティの高い代替コーヒーになるかも!
日本はブナ科樹木大国。
故に、どんぐりは至るところで見られています。
だからこそ、街中や郊外で樹木管理がてら安定したどんぐり収量を確保することができれば、どんぐりコーヒーは代替コーヒー足り得るかもしれません!!
公園管理の新たな財源の一助にどんぐりコーヒーを活用していくのも良いかもしれませんね!!