近年、気候変動や食糧価格の高騰を受けて、社会的に環境意識が高まっています。当然、あらゆる企業に対して、事業の持続性、地球環境への責任が問われるようになりました。
今回は、大学で6年間自然環境について研究してきた私が、サステナビリティを学びたい人におすすめの入門書を5つご紹介いたします!
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なぜ今、サステナビリティなのか
サステナビリティの重要性を理解するにはまず、地球環境と企業活動の関係性を理解する必要があります。
相次ぐ干ばつ、台風、そういった気候変動によるあらゆる資源(水、農地、森林)への甚大な被害。
資源に悪影響が及べば、その上流にあるあらゆる産業がダメージを受けます。
中長期的に見ると、十分な水や食糧にアクセスすることが困難になっていく中は明確です。
したがって、いずれかのタイミングで持続可能(サステナブル)な原料調達に舵を切る必要があるのです。
こういったマクロな変化を踏まえると、サステナビリティを意識した経営に舵を切ること自体が競争優位性にも繋がります。したがって、”今”動き始めることが非常に重要なのです。
サステナビリティを学びたい方におすすめの書籍5選
SXの時代~究極の生き残り戦略としてのサステナビリティ経営
こちら、自信を持って一番おすすめできます。
企業の中でSX、サスティナビリティを推進する立場の方にはぜひ読んでもらいたいです。
サステナビリティを実装することが企業にどんなメリットをもたらすのか、最もクリアに答えてくれます。
個人的に非財務ドライバー→財務指標への因果関係の話がしびれました(詳しくは読んでみてください!)
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サステナブル資本主義 5%の「考える消費」が社会を変える
本書では、生産→消費→廃棄からなる現在の経済システムの中で、
”消費”にアプローチすることで環境負荷を低減することを提案しています。
エシカル消費などの適切な消費が広まれば、生産活動や廃棄自体も持続可能なモデルにチェンジしていく、そんな発想です。
投資家ならではの目線で地球を”株式会社”に見立て、その財務状況が非常に悪化していることその具体的な対策を明示してくれます。
次は、生産、廃棄に対するアプローチについても聞いてみたいなと思いました。
サーキュラー・エコノミー デジタル時代の成長戦略
こちらは、上記のサステナブル資本主義、と合わせて読みたい本です。
生産→消費→廃棄の一方向型の経済モデル自体を循環型に変えていくために企業ができることを、事業モデル別に紹介しています。
最近は、日本にもLoopなどのサーキュラーエコノミーに関連する事業が参入してきており、まさにホットなトピックの1つですね。
地球の未来のため僕が決断したこと
マイクロソフト創業者ビル・ゲイツの著書。
本書では、気候変動の実情とその対策行動を紹介。
対策方針ごとのリスク&ベネフィットを、感情によらずデータを元に説いています。
なぜ、気候変動対策に取り組む必要があるのか、がクリアにわかる名著です。
地球環境問題がよくわかる本
前提として、サステナビリティを考える上で地球環境、自然環境のことをよく学ぶことが大事なはずです。
欧米のサステナビリティ施策を単純に輸入するだけでは、ただのコストにしかなりえず、戦略がいつまでも磨かれないはずです。そのためにはまず、足元の自然環境を見る目を養うことが重要です。
そんな”目”を養うのに、本書はおすすめです。
易しい言葉で地球温暖化、原発問題、放射性物質汚染、大気汚染、水環境問題、砂漠化問題、アレルギー・化学物質過敏症などの耳馴染みのある環境問題がわかるようになります。
そもそも何が起きているのか、を正しく捉えるためにぜひ読んでみてください。
サステナビリティ書籍をたくさん読みたい方へ
私自身、サステナビリティ、SXなどの新しい分野の書籍をたくさん読んでいるので、
Amazonのkindleアプリの読み放題サービス(月980円)を使っています。
これからもっとサステナビリティを学んでいきたい、という方にとってとてもおすすめです!
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サステナビリティ関連のお仕事を始めるなら
書籍などを通して、サステナビリティ関連の知見を深めたら、求人市場が急拡大中のサステナビリティ市場で仕事を探すのがおすすめです。
個人的なおすすめはリクルートエージェントです。業界最大手で、サステナビリティ関連の求人数も非常に多くフォローも手厚いです!(適性がない場合や条件が合わない場合はフラットに伝えてくれるのが有り難いです)
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これらの書籍が、皆様の学びのきっかけになれば幸いです!
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